上尾広場スタッフの佐藤です。
先日、東京ヤクルトスワローズで、投手として活躍していた増渕竜義さんを取材してきました。
増渕さんが塾長を務めるこの野球スクールは、上尾市中分、湯の道利休のすぐそばにあります。 林や畑ばかりの道を進み、大きな倉庫を発見!中を覗いてみると、とても充実した練習場がありました。
SAITAMA GO EVERY BASEBALL代表の藤井さんと増渕さんの共同事業として開設されたこの野球スクールは、設立して2年目。現在、113名もの野球少年たちが通い、東京や茨城から通う子もいるそう。
小学生約630人もの中から、たった16人だけが選ばれるヤクルトジュニアとなった6年生や、そのヤクルトジュニアのキャプテンだったという現・中学生も、増渕さんの指導を受けています。
経営者の藤井さん、塾長の増渕さんに質問しました!
増渕さん:
そうですね。甲子園やプロを目指していると思います。 でも、初心者コースにはキャッチボールができない子だっていますよ! ぼくも、野球選手になってほしい。甲子園に出てほしい。という気持ちで毎日指導して います。楽しみです!
藤井さん:
子どもたちにケガをさせないようにと、人工芝やネットには増渕さんがとてもこだわりました。野球選手も練習しに来てくださるほど、プロも納得する施設です。
増渕さん:
本人が何を考えてどうなりたいのか。ぼく、趣味が人間観察なんで(笑)、よく観察しています。野球している姿を見れば性格が分かります。意見交換しながら考えさせるようにして、あとは..・・・怒らない!怒られたら怖いから、大事なことが頭に入らないじゃないですか。中学生には多少厳しくしますけど・・・でも怒らないな。
増渕さん:
そうですね。そういう子にも「野球って楽しいものなんだ」って思ってもらえるように頑張っています。
藤井さん:
増渕さんへの保護者からの信頼は厚いと思います。
彼は、子どもたち全員の名前はもちろんのこと、個性や身体能力をきちんと把握しています。その成長を、見学している保護者のみなさんに可能な限りお伝えしています。 そうそう、お母さんたちが入り口付近でいつでも見学できて、お喋りできるようなスペースを作ったのも、彼の案なんですよ。お母さんたち、毎日忙しいじゃないですか。少しでも息抜きできるようにってね。
増渕さん:
最初はみんな緊張してますけど、すぐに仲良くなりますよ!
藤井さん:
最初に会った時はとても緊張したんですけどね・・・だってドラフトナンバーワンのあの増渕選手ですから。 でも、とにかく真摯。自分がやってきたことを子どもたちに教えたい。って気持ちだけで、ほとんど休みなくずっと教えてくれているんです。
場所も大事、設備も大事、でも、教える人が何よりも大事でしょう?本当にクレームがないんですよ!嫌になって辞める子もいないんです。
藤井さん:
料金設定!彼は母子家庭で育ったので、経済的な負担を最小限にしたい、間口を広げて、すべての人に野球ができる環境を!という気持ちが強かった。モメました(笑)
増渕さん:
神宮球場でのヤクルト戦バスツアー、紅白戦、対抗試合観戦、ストレッチ講習や食育教室もやりました。いつも、30~40人集まります。参加料は500円~
増渕さん:
見学はいつでもご自由にどうぞ。体験は1回。無料です。
体験に来ていただいて、どうなりたいか、お子さんとよく話をして進めていきます。 一緒に野球を楽しみましょう!
私が取材をして驚いたのは、増渕さんの謙虚さ。
「ぼくピュアなんで、現役時代にSNSの悪口見たらすごいへこみました。」と言って笑う。 私たちには想像もできないようなプレッシャーと戦ってきたであろう選手時代。
「自分のこと、プロ野球選手だったと思ってないんですよ。振り返ると、ずっとゲームやってたのかな?と思うくらい・・・」という言葉が、とても印象深く心に残っています。